公開: 2024/9/27
最終更新: 2024/9/27
楠岡 成雄「Rademacher 複雑度と正則化」
§7 例
ここでは は連続関数で、条件 (R-1), (R-2) を満たし、 となると仮定する。
さらに、 が存在して かつ と仮定する。
今、 は可測関数とし、 を で定める。
例えば とおき とおくと、 となり、さらに となる。
場合 1. は有界と仮定する。
今、 とおく。 ならば となる。
とおくと であるので、命題 3.4 より であり、 となる。
よって、命題 5.1 より確率 で ただし である。今、 を定めて とおくと、 となる。
例えば、 とおくと、 となり、 であれば となる。
場合 2. が有界でない場合
に対して とおく。 とおくと、 となる。 とおき、 とおく。
この時、 ならば、 であり、
とおく。先と同様にして、命題 3.4 より であり、 となる。
よって、命題 5.1 より確率 で
この時、 であれば であるので、確率 で となる。
例えば、 が存在して であるのならば、 () とおけば また、 よって、確率 で となる。
※以下は編集者による加筆
場合 1. と同様に を定めると、確率 で となり、 であれば となる。
※ AMFiL Blog の記事を含む、本ウェブサイトで公開されている全てのコンテンツについての著作権は、一般社団法人数理ファイナンス研究所 (AMFiL) 及びブログ記事の寄稿者に帰属します。いかなる目的であれ、無断での複製、転送、改編、修正、追加等の行為を禁止します。